熊野三山の中心として、その厳粛なたたずまいは、遥かなる願いを込めて訪れた人々の心の中に、清く深く印象づけられる。
正面に神門、左手に拝殿、奥に12柱の神々を祭る社殿がある。明治22年までは近くの大斎原(おおゆのはら)にあったが、大水害で被災し現在の地に移された。
大斎原は本宮大社の旧社地で老木にかこまれた熊野信仰の発祥の地である。 |
熊野三山の一つ、主神は熊野夫須美大神。縁結びの神である。那智大社は古代の姿そのままである。
権現造りの特色である切妻妻入の社殿が正面に五殿、左側に平入社殿が細長く一棟の流造りに建っている。
三山の社殿中、那智大社の構造は、いちばん古式を保っている。
473の石段を登りつめると、社殿が那智の原生林の濃い緑を背景に赤く映えて美しい。 |
その昔、本宮より新宮へは舟によった。航路は九里峡といわれていた。
本宮、那智と共に熊野三山のひとつで、かっては熊野権現の名で一大宗教王国を構成していた。
古くは神倉山に祀られていた神々を景行天皇の御代に現在地に移したといわれ、旧地に対しここを新宮と呼ばれるようになった。
毎年10月15日には『神馬渡御式』16日は『御船まつり』が行われる。 |